あめのて

活字を垂れ流す

歌が上手いと言われるために一番手っ取り早い方法は倍音を膨らませることなんだけど上手く説明できないよね

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どうやったら歌が上手くなるの?っていう質問を割と受けるんだけど、それに関しては時間をかけて地道に練習するしか無いと僕は思っている。
実際僕はそうしたし、何年も時間をかけて少しづつ、ほんとに少しづつ歌が上達している。
それでもまだまだ、自分の歌が上手いとは思えない。
ピッチも不安定だし、リズム感も無いし、声量も足りない。
歌が上手くなるためには、生まれ持った音感とリズム感と声が無い限り、とても時間がかかると僕は思っている。

ただ、歌が上手いことと、歌が上手く聞こえることはきっと違う。
歌が上手くなるのには時間がかかるが、上手く聞こえる歌を歌うのにはそんなに時間はかからないと思う。

人前で歌って「上手いね」と言ってもらうのは、意外と簡単なのだ。

というのも、僕は歌が上手くなるために、音感を鍛えて、リズム感を鍛えて、音域を広げて、声量を増やして、と色々なトレーニングをしている。
しかしたまに、たったワンフレーズ歌っただけで「上手い」と言ってもらえることがあるのだ。

出だしのたったワンフレーズ、それだけでは音程が安定しているのかどうかもわからないし、リズム感だって必要ない。広い音域も必要ないし、声も張っていない。

みなさんも経験があるんじゃないでしょうか、たったワンフレーズ発しただけで上手いなあと感じたこと。

たったワンフレーズだけを歌うのに、技術はほとんど必要ない。
発生の仕方、声質だけで上手く聞こえているのだ。(中にはもちろん本当に技術で上手く聞こえる人もいるけど)

歌が上手く聞こえる声

少し声を発しただけで上手く聞こえる声というのは、ほとんどの場合倍音が多く含まれる声のことだ。

全ての音には「基音」と「倍音」があって、実際に鳴っている音の裏側でいくつも重なって鳴っている音のことなんだけど、これは人間の耳には正確に聞き分けられないし、結構曖昧なものだからなんとも説明が難しい。
弦楽器をやっている人には、ハーモニクスの音というと分かりやすいかな。

倍音の多い楽器として代表的なのがシンバルで、倍音の少ない音と言えば音叉の音だと思う。

この倍音を上手くコントロールして、響きのある声を作ると、それだけでいい声に聞こえて歌も上手く聞こえるのだが、その方法が上手く説明できない。
プロの歌手や、声優、モノマネが得意な人などは、自由自在に倍音をコントロールしているはずなのだが、その方法を上手く言語化するすべがないのだ。
この説明ができたら、「いい声を出す」というのが比較的簡単になるはずである。

倍音

倍音は、音を波形にして分析し、数字で表すことが可能で、そうすると倍音の正体がとても明確なものになるのだが、人間の耳では到底分析することができない。

しかも倍音には、整数だったり非整数だったり偶数だっり奇数だったりと、倍音の中でも種類があって、それぞれまた響きが違うのでやはり人間の耳にはどうしようもないのかもしれない。
所謂ハスキーボイスのような声も倍音が多く含まれているのだが、アナウンサーのようなクリアで芯のある声も、倍音を多く含んだ声なのだ。

しかしそれぞれは全く発声法が違い、声質も違う。
それらを使い分ける方法はあるにはあるのだが、上手く説明できない。

ただ、そんなに難しくはないはずなのだ。
もちろん、アナウンサーのような聞き取りやすい発生を身につけるのにはそれなりに訓練が必要だが、元々の自分の声に狙った通りの倍音を含ませるのはそんなに難しくない。
これらを上手く言語化できたらボイストレーナーなどが非常に助かると思うのだが。

そもそも、声というものがなかなかにあやふやだ。
いわゆるファルセット(裏声)とチェストボイス(地声)を混ぜたミドルボイスとかも、聞いただけで使えるようになる説明を見たことがない。
しかしそれも本当はとても簡単で、使い分けだって難しくないのだ。

練習している内に体の感覚でなんとなくつかめるもので、言葉で説明できるものではない。

それさえできれば歌が上手く聞こえるといったテクニックはたくさんあるのだが、そのほとんどは言語化することができないのだ。

できるとしたら、きっと医学的な分野になるのかもしれない。
どうかがんばってくれ(人任せ

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